一斉配信ソフトはとても便利でたくさんのメールを一括で送信できますが、せっかくメールを送信しても迷惑メールフォルダに振り分けられたのでは、意味がありません。但し、送信方法と送信時間などを少し工夫すれば避けられるのです。ここでExcelMailAddin + Outlook送信の形で迷惑メールとして扱いされない方法をご紹介します。
①、メールプロバイダの送信制限を事前に確認すること
ExcelMailAddinは会社の人事や事務送信など一斉送信するために開発したものですが、メール送信用プロバイダは勿論会社メールのプロバイダに限られず、フリーメールもご利用できます。例えば、人気のGmailをご利用の場合、以下の制限があるため、注意必要です。
Gmailの送信制限
「1 通のメールを 500 人を超える宛先に送信した場合や、1 日に 500 通を超えるメールを送信した場合に、このエラー メッセージが表示されることがあります。」
まず、「1通のメール」を500人へ送信してはいけないです。なので、一括送信の内容を毎回変更してから送信した方が安全です。
そして、「1日に500通」のメールしか送信できないです(勿論Googleビジネス版の場合、この数値は大きくなります)。なので、1つのアカウントで毎日送信する最大メールを注意しましょう。実は毎時間の送信制限もあります。
②、広く使われているメールソフトから送信すること
メールソフトで送信する際に、メールヘッダーにメールを送信するソフトの名前や証明書情報など付けられる場合があります。有名ではないソフトから送信する場合、迷惑メールとして判断されてしまう可能性もあります。なので、できるだけ、MS OutlookやThunderBirdなど広く利用されているソフトからの送信はより安全です。
②、ExcelMailAddinで一括送信設定をプロバイダの制限により調整すること、Outlook経由して送信すること
毎回送信するタイトルと本文をできるだけ変化させるようにしましょう。これを実現するにはExcelMailAddinの「流れ込みパラメータ」機能を使いましょう。「流れ込みパラメータ」はメール本文や件名に「%氏名%、%No%、%時間%」などのような形で、送信先一覧のタイトル名の前後に「%」を付けて、送信する際に、該当カラムの内容を自動的にメールに流れ込んで内容を作成する方法です。この方法を使って、同じテンプレートでも実際に送信する内容は異なるため、メールサーバに同じメールとして取り扱う可能性が低くなります(変化小さい場合、同じメールとして取り扱ってしまう可能性もある)。
ExcelMailAddinを使って、選択された行を一括でOutlook経由して送信する機能もありますので、それを使えば、すべてのメールはまずOutlookの送信トレイに入って、Outlookの送信トレイから送信することとなりますので、普通の直接Outlookでメールを作成してそのまま送信することと同じです。
毎日のメール件数制限もあるため、ExcelMailAddinの送信間隔合わせて設定しましょう(設定にあります)。最大は「300秒=5分」です。Outlook経由して送信する場合、すべてのメールは一括で作成し、Outlookのトレイに全部入ります。Outlookが閉じらなければ、指定された送信間隔で1つずつ送信されますので、Excelを閉じても大丈夫です。
Outlookを経由して一斉送信する方法:
ExcelMailAddinを使って、Outlookを経由して送信することができるため、送信間隔指定、そして流れ込みパラメータ使用により、人間を真似して一斉送信しましょう。